冷媒回収とは
近年、世界的にオゾン圏を伴うオゾンホールが発生し、地球環境が著しく汚染されています。 その環境破壊の一因として冷暖房機に使用させているフロンガスが規制の対象となり、空調業界も21世紀を環境汚染のない時代にするために力を入れていかなければなりません。使用済みの業務用冷凍空調機器は産業廃棄物であるため、冷媒の回収処理が必要となります。 回収処理には、回収作業の他に運搬、保管、破壊又は再生までの費用が発生します。
冷媒回収の仕組み
料金体制
回収技術機セットアップ基本料 | 1台1回 12,000円(1階、もしくはエレベータ使用可能場所。その他は搬入費別途) 2台目からは同一階の場合セットアップ料 6,000円 |
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回収技術料 | 充填量が5キログラム以内のもの | 1台あたり 11,500円 |
充填量が5キログラムを超え10キログラム以内 | 1キログラムあたり 2,000円 | |
充填量が10キログラムを超え20キログラム以内 | 1キログラムあたり 1,800円 | |
充填量が20キログラムを超え40キログラム以内 | 1キログラムあたり 1,500円 | |
充填量が40キログラムを超え100キログラム以内 | 1キログラムあたり 1,400円 | |
充填量が100キログラムを超えるもの | 1キログラムあたり 1,300円 | |
機械損耗料 | 1日・1台 3,000円 | |
諸 経 費 | 回収処理報告書等 15% | |
交 通 費 | 片道30km以内 6,000円 | |
片道30km以遠 片道10km毎に1,500円加算 |
フロン回収法改正について
特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律の一部を改正する法律案が閣議決定されました
フロン類対策の現状
- オゾン層破壊効果を持つフロン類(CFC等)は着実に削減。
- 他方、高い温室効果を持つフロン類等(HFC等)の排出量が急増。10年後には現在の2倍以上となる見通し。
- 現行のフロン法によるフロン廃棄時回収率は3割で推移。加えて、機器使用時の漏えいも判明。
- 国際的にも規制強化の動き。
対策強化後
フロン類の製造から廃棄までのライフサイクル全体を見据えた包括的な対策に。
各段階の当事者に「判断の基準」遵守を求める等の取組を促す。
(1)フロン類製造輸入業者
フロン類の転換、再生利用等により、新規製造輸入量を計画的に削減
(2)フロン類使用製品(冷凍空調機器等)製造輸入業者
製品ごとに目標年度までにノンフロン・低GWP製品へ転換
※GWP=地球温暖化係数
(3)冷凍空調機器ユーザー
定期点検によるフロン類の漏えい防止、漏えい量の年次報告・公表
(4)その他
登録業者による充填、許可業者による再生、再生/破壊証明書の交付等
上記資料は経済産業省より 掲載に際し編集させていただきました。
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